2018年のねぶた祭も無事一段落。
いつもなら観光客の多い土日があいにくの雨模様となったわりには
祭り期間はおよそ280万人の人出でにぎわうこととなった。
大きな事故などもなかったようだし、一安心といったところか。
ところで目下の話題は2020年のオリンピック対応がどうなるのかということ
混雑や高温をさけるため2時間のサマータイム制が導入され
試験的に来年からやってみるとかみないとか。
暑い首都圏で涼しい時間に競技が始まるのはいいだろう。
しかし地方の夏祭りはどうなってしまうのだ?
ねぶた祭りが今でなら夕刻バリバリ明るい5時にスタート?
例年7時10分スタートの時点でも、まだ空はうっすらと明るいというのに。
祭りの開始を8時や9時に遅らせれば、交通機関他に影響もでるし
夜間運行を本命とする各種イベントはさぞ困惑することだろう
この記事を書いている時点ではサマータイムはまだ未定の案らしいが
大げさにいえば各地の伝承文化の存亡にかかわることにもなりかねない
夜空に妖しくねぶたが輝くのは青森の夏のハイライトなのだ
パレードの先頭に小野寺青森市長と2018年のミスねぶた
(萩野未悠さん、野里美央さん(グランプリ)、折館早紀さん)
今年は天候や撮影者の都合もあって限られた範囲での見聞となるが
祭り運行はシンプルになりつつあり、
運営はシステマチックに進化しつつあるように感じた
人口減や担い手不足で今年から参加をやめた地域ねぶたの団体もある
その一方で竹で作ったねぶたや50年前のねぶた運行を再現するなど
ちょっと変わった趣向の企画ねぶたがみられるようになった
(2020への布石のような気もする)
変わらないようで少しずつ変貌していくのが祭りの姿
いつまでそれを見守れるのだろうかと思いつつ