特設観覧桟敷席

青森市役所の前には大規模な有料観覧席ができる。
板張りの上にムシロがひかれ、上から祭りを見下ろせる好位置。

夜店通りの提灯

パレードコースをそれていても、祭りムードを盛り上げる各所のかざり。
ふだんは静かな北国の街が、このときとばかりに歓迎ムードに彩られる。

赤い金魚の揺れる街

津軽錦という金魚はこの祭りのシンボル。
掌サイズの小さなもの。ひとかかえもあるような大きなものまで。
祭りを前に風にゆらゆら。夏の津軽をみつめている。

ねぶた灯籠

この時期、新町商店街の街灯は、ねぶた絵で飾られる。
甲冑武者などが描かれたカラフルな色あい。

大きなものは地元の保存会によるものか。小型のものには小中学生の名前がある。
美術工芸を子供時代から鍛えられる土地だ。

ハネト装束

定められた正装をすれば、誰でもハネトになれる。
 コスプレして、うんと跳ねて、浮世を忘れるのだ。

ねぶた用品特設売店

7月中旬をすぎると、商店街にねぶた祭り用の特設コーナーができあがる。
見物客向けもあるが、なにより参加するためのハネト用品が目立つ。
新しい店も古い店も、祭りを迎える準備万端。

仕上げ中

ねぶたの各パーツをどのように配置するか。それも作品の印象に大きく影響する。
遠くからもチェックしつつ、細かい手直しが重ねられる。

飾りはこれから

ねぶたの載った台の周りには、提灯や看板がぐるりと取り付けられる。

出番まち

ねぶた小屋の戸口から覗くと、ほぼ完成したねぶたが出番を待っていた。
中の灯がともる前もまた別の美しさがある。

台あげ前

ねぶたを載せてパレードする大型台車。曳くのは人手のみ。
たくさんの人手と想いをかけられ、ねぶたはおおむね大安吉日に台車上に据えつけられる。

主役も控えもねぶた

パレードには大型ねぶた以外にも大小さまざまなねぶたも運行する。
スポンサー関係の商品ねぶたなどもやはりここで手作りであった。

絵付け作業中のねぶた師

団体ごとのねぶた製作の総指揮をとるのが「ねぶた師」だ。
完成まじかの1年で1番集中が必要なとき。

ねぶた頭部製作中

ねぶたは360度・全方向から観賞できる3D造形だ。
このためいくつかのパーツにわけて製作され、最後に組み合わせて完成する。

絵付け作業

紙貼りを終えた石膏のようなねぶたに墨入れと色つけが行われる。
ねぶたに魂がともりはじめるようだ。

紙貼り作業

大きなテントの中では、ねぶたの骨組みに紙貼り作業が行われていた。
木組みと針金の上を和紙で1枚1枚手作業による貼り付け。

7月のねぶた小屋

7月になるとねぶた小屋界隈は慌ただしくなってくる。
そろそろ祭り囃子も風にのって聞こえてくるころだ。