祭りを構成するもの


ねぶた祭りというと、TVなどでお馴染みの大きなねぶたが主役です。
しかし祭りのパレードには他にもたくさんのものがいっぱい溢れています。
1番先頭の一行には、祭り関係団体の責任者クラスの人々、
祭りのキャラクターやマスコット、イメージガール達などが先導する大太鼓とともに進みます。
また「担ぎねぶた」と呼ばれる古いスタイルの人力によるねぶたも先頭の中に見ることができます。

祭り期間の8/2〜8/7、運行されるねぶたは順番も運行台数も違います。
(大型ねぶたが全部参加するのは8/6の夜運行日だけです)
はじめの2日間は「子供ねぶた」と呼ばれる地域や学校団体の小型のねぶたがしんがりをつとめます。

大型ねぶたでは、団体ごとに先達、前ねぶたと呼ばれる小さなねぶたやスポンサーねぶたが進み、
団体ごとに千人単位の参加者がいるハネト(跳人)達の群衆と、それをフォローする人々。
そしてやっと主役のねぶたが人力によって曳かれてきます。
最後に太鼓や笛(篠笛)や手振り鉦で構成される囃子方がつきます。

団体ごとにそれぞれの特色があり、演出の仕方も違います。
「ばけと(化人)」と呼ばれる仮装したハネトをたくさん引き連れるところ、
独自の手踊りを披露したり、キャラがお土産を配る?など、盛り上げ方も色々です。
また、囃子の奏でる「ねぶた囃子」も団体ごとにスピード等が微妙に違い、
それらが混合して出来上がるサブリミナル的混沌は、現地でしか味わえないものです。