青森ねぶた2004 撮影雑記・1


いつのころからか、青森ねぶた祭りは日本最大級の夏祭りとして知られるようになりました。
せっかく運行コースの近所に住んでいるのだから撮ってみようかな。
そんな軽い気持から小さなデジカメを片手に見物にでかけたのが、ことの始まりです。

ねぶた祭りは、内部照明された巨大灯籠が時速数キロの早さでパレードするもの。
・夜間であること、
・予想以上に大きい構造物であること
・その構造物(ねぶた)が発光していること
・動きは人力によるので一定ではなく、ぐるぐる旋回したりもすること
・定位置で待っている場合、目前でのシャッターチャンスは1分もないこと
などなど、ねぶたの撮影にはなかなか難しい条件があります。

それでも昔のねぶたは、もっと灯火が薄暗く、全体的にぼおっとしたもので
これをフィルムカメラで追うことに比べたら、段違いに撮影しやすくなっているのだとか。
とはいえ、技術もなにもすべて自己流での撮影なので
「果たして写せるんだろうか」 「どう映るんだろうか」というのが04年の課題でした。
当時は「有名な夏祭りが撮れる、ラッキー」くらいの気持で
団体も制作者にもほとんど判別ができない状態での撮影です。

それでも撮ってみると(手ぶれ写真ばかりですが)思ったよりもキレイなものもあり、
当時やっていたブログでは祭りに馴染みなかった方々の反応などから
あらためて「ねぶた祭りって面白いんだ」と認識することになりました。


それから数年後「昔のデータを大きくして再掲して欲しい」という声があり
新たに写真を大きくしたブログにしています。
その後さらにブログサービスを乗り換えるなどの事情もあって、
ブログの再構築にはずいぶん時間がかかってしまっています。