2017年のねぶた祭り その個人的感想
毎年行われるイベントであってもその様子や受ける印象もさまざま
記憶の新しいうちに2017年のねぶた祭を振り返ってみよう。
まずはお天気
当初、停滞する台風次第でどうなることかとも思われたが
なんとか全期間、雨の心配はせず過ごすことができた。
8月には珍しいほどの冷たい風が吹く晩もあり、上着なしではつらいほど。
7月は北国でも30度を超える暑い日々が続いたというのに
暦と季節がずれていくような感覚さえある
今年は直前まで天候不良(洪水警報だの)も影響したようで
7月20日すぎても台上げ(運行する台座にねぶたを載せる)はまだであった
(写真は7/24)
もちろん祭り本番前にはどこも仕上げは無事完了(こちらは7/29)
そして前夜祭。
ここ数年は大型ねぶたを製作小屋から出して展示していたが
ボヤ火災があったとかで縮小気味の展示となっていた
火事の影響かどうかは不明だが
前夜祭の混雑は例年にないほどで、身動きの取れない時間帯もあったほどだ
それでも祭り当日になってみれば大きな事故もなく
天気と曜日並びにも恵まれ、前年を6万人上回る282万人の動員となったそうだ
いつもなら2〜4日はいろいろと余裕があるものだが
今年はハネトも予想以上に連日ぎっしりな団体が珍しくなかった
そのせいなのか?運行が進まずじっと止まったままの時間が長く
後半はなんだか急ぎ足で通過してしまう団体もあって、そのあたりは残念
観客席も変わってきたようだ
今までの団体ツアーに加え、グループ単位の個人客や外国人も増えた
自撮り棒を振りかざしたり、1升瓶を持ち込んで本気の酒盛りをする人達もいて
まあ雰囲気がなじめないと感じたら移動してしまうのがよいのだろう
ねぶたに関しては今年はよくいえば粒揃い、
本音をいえば「おおこれは」というインパクトがちょっと足らない印象
とはいえ
全方向完全無欠なんてものはどんなものでもむしろつまらない
もっとすごいねぶたがみたい
それを翌年のモチベーションにつなげたいと思う