青森ねぶた2015 モンスト/ラブライブ!
今年のねぶた祭りも無事に終了。まずは祭りの感想から
第一声は「今年はなんだか頑張っていたなー」である。
毎年、さまざまな方法でイベントを盛り上げる趣向がこらされるのだが
今年目立っていたのは映画や人気ゲームなどとのコラボレーション企画であった。
前夜祭ではスターウォーズねぶたが4台もお披露目され、
運行日にはラブライブ!やモンスターストライクの前ねぶたがパレードに華を添えた。
伝統の祭りとはいえ、ある程度の集客なくしては盛り上がらない
こういうやり方もひとつの展開案であろう
では来年は、その次は、と考えるとまた違うようにもなろうが
この試行錯誤しつつの変遷を見守るのも祭りの密かな楽しみなのだ。
2015年の祭り期間では幸い雨に降られる、ということはなかった
しかし初日の8月2日は運行直前に夕立のようにまとまった雨時間があり
この日のすべてのねぶたは透明シートをかけられて運行することになってしまった
青森ねぶたのラブライブ!1年生はこの日のみ参加だったのでシートオン
ラブライブ関連ではうちわやトートバッグやタオルなどの物販もあり
彼女達の印刷された南部煎餅やイギリストーストなんてものもあったそうだ
ラブライブ!ねぶたは県庁ねぶたの前ねぶたとして8/2に運行
モンスターストライクは青森山田学園の前ねぶたとして運行された
レッド・ブルー・グリーンの3台のリドラねぶた
駅前広場ではモンストの射的ゲームブースが設営され
ゲーム関連の景品が配布されたそうだ
首都圏では混雑しすぎてコントロールも大変だろうから
地方ならではのお楽しみだったかも
また今年は跳人の人数がずいぶんと多かった印象だ
(協賛企業の参加動員もあり、少々寂しかった昨年の2倍近いという話)
運行面でも声かけする先達ブースを配したりして、
慣れない初心者でも途方に暮れぬ工夫をしているのが伺えた
ちなみにコラボ企画等で賑わってもそれが大きな混乱になることはなかった
気がつけばもう人口30万の市民まつりなんて規模はとっくに超えている
なぜとかどうしてとか理屈ぬきに「すごい!」って思わせる
そのtoomuchさがこの祭りの面白さでもあろう
時代と共にムードも変わり、参加する団体も徐々に変化
35年も運行してきた先頭の大太鼓が今年で引退というニュースあり
今年から県内進出した企業が新たなねぶたで参加あり
どうなるのかな、どうするのかな、という気持ちも来年への期待へと繋がってゆく
まだまだ暑い2015年の夏
それでも陽が沈むとすうーーっと涼しげな風が肌にそい
郊外では秋の虫の音でかまびすしい