黒石ねぷた・1

青森県内各地では夏祭りシーズンまっさり
今回、津軽平野南部にある黒石市で行われた黒石ねぷた祭りを訪れた
毎年7月30日から8月5日まで開催され
黒石の市内を大小さまざまなねぷたが太鼓や囃子とともにパレードするものだ。

ちなみにねぶた(nebuta)は人形系で、ねぷた(neputa)は大きな扇型のものが主に作られる
弘南鉄道の黒石駅に近い御幸公園にはたくさんのねぷたが集合していた
黒石市と田舎館村の各地から扇49台、人形4台が参加しているとのこと。
雨よけの透明シートはまだかけられたまま
実は運行を見届けるまでの時間がなく、ほんのさわりの部分しか見物できないのだが
太陽もまだ高く、点灯されるまでまだ時間がありそうではある
なにしろ50台以上が順に出て行くので準備はそれぞれのペースなのだろう
夕刻5時半から出陣式が始まった。
各団体の代表者や関係者が一同に集まる。
次世代への文化継承、というのも大きなテーマであるそうだ。
そして6時半に合図の花火が鳴らされ合同運行が開始される
気がつけば周囲の先頭集団のねぷたには点灯されていて
各所の太鼓が打ち鳴らされ公園全体が祭りの期待に沸き立つよう
出陣式にあった大太鼓を先頭にねぷたが出発していく
太鼓の音とヤーレヤレヤーという掛け声の大きさが街中に響きわたる
大きさ別に審査などもあり、8月2日には表彰合同運行がされるそうだ
県内のほぼ全ての市や町でねぶたやねぷたが作られ
夏祭りの夜空を明るく照らしているのだ
知らない祭りの風景はまだまだたくさんある